冬と春のあいだ、季節の変わり目のプレイリスト
まだ肌寒い3月に似合う曲を、集めてみました。

3月って、どっちつかずですよね。カレンダーは春なのに、朝ドアを開けると、風はまだ冬の側にいます。だからクローゼットの前で、毎日悩むんです。厚いコートをしまうには早いし、薄いジャケットを出すには寒いし。そんな数日を過ごして気づきました。音楽にも、こういう季節の変わり目の曲があるんだな、って。

ぬるい温度の曲たち
完全にあたたかくもなく、冷たくもない曲があります。ミディアムテンポで、声はちょっと気だるいのに、どこか胸がときめく。そういう曲が、3月の空気とよく馴染むんです。冬のあいだずっとそばに置いていたバラードをしまうのは名残惜しいし、夏の曲を出すには早い——ちょうどそのあいだを埋めてくれる音楽なんですよね。
季節と季節のあいだには、いつも小さなすき間ができます。熱すぎると重たくて、冷たすぎると寂しい、その中間の温度。季節の変わり目の曲は、そのすき間にそっと腰を下ろします。強く押してこないのに、心のどこかがじんわりあたたまる。季節が服を着替えるように、プレイリストもこの時期になると、手触りが変わってくるんです。
こういう曲を選ぶときは、歌詞より先に空気を聴いてみてください。最初のワンフレーズが流れた瞬間、部屋の温度がわずかに変わる気がする曲があります。声は熱くも冷たくもなく、伴奏は騒ぎ立てず、ただそばにいてくれる曲。そういうものが、季節の変わり目にはとりわけ長く残るんです。
今日みたいな夕方に似合います
とにかく一度、聴いてみて。昼と夜の寒暖差が大きい季節の変わり目の夕方には、激しい曲より、こういうぬるい曲のほうが心に合います。一日の熱がゆっくり冷めていくとき、気だるく流れるミディアムテンポの一曲が、その時間をやわらかくつないでくれます。昼は少し浮かれて、夜は少し沈む——季節の変わり目ならではの気分の揺れまで、こういう曲がそっと受けとめてくれるんです。

不思議なもので、BGMとして流しておいてもいいし、じっと集中して聴いてもいいんです。お皿を洗いながらでも、窓の外のまだ肌寒い夜の空気を眺めながらでも、歌詞の一行がふっと引っかかってくるんですよね。そうやって、季節が変わる数日を、この曲たちと渡っていくんです。春が完全に来る前、このぬるい数日にだけ、とりわけよく染みこむ曲が、きっとあります。
発見ノート
季節が変わる時期には、プレイリストも一度整理してみてください。ルールはありません。冬のあいだよく聴いた曲を少し下げて、春に似合いそうな曲をそっと上に上げる。その順番を入れ替えるだけでも、一日の気分がなんとなく変わってきます。もうひとつ、小さなコツを。最初の一曲は、激しい曲ではなく、ぬるいミディアムテンポから始めてみてください。そうすれば、まだ冬みたいな3月の夕方も、少しは春のほうへ傾いてくれます。気に入った一曲が見つかったら、数日くり返し聴いてみてください。その曲が、今年の春の最初の一曲として、長く残るかもしれません。
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- 1.[노놀 매거진] 편집부 큐레이션 ↗

NONOL 編集部
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