HAINA MAIKA PUANA「Nareul Chajajwo」、自分をそっと励ますフォーク
フォークの音で届ける、セルフケアのメッセージです。

水曜の午後5時、遊び場に歌が届きました
また水曜の午後5時です。一週間のちょうど真ん中、肩が少し重くなってくるころ、遊び場に歌が一曲、そっと置かれました。今日わたしが再生ボタンを押したのは、HAINA MAIKA PUANAの「Nareul Chajajwo(나를 찾아줘)」です。
NONOLは、歌う遊び場ですよね。ここには審査も順位も脱落もありません。だれがうまいかで並べる代わりに、実力あるミュージシャンが自分の歌を最後まで歌って帰っていく場所です。NONOL STAGEでフルバージョンのステージを立て、NONOL LIVEがその瞬間をそのまま収めます。そうして集まった歌が、シーズンとして積もっていきます。「Nareul Chajajwo」も、順位表をねらう歌ではなく、自分の場所で言いたいことを言いきって帰る歌なので、聴くこちらの心もほどけていきます。
飾らないギターの上に重なる、セルフケアの言葉たち
チャンネルがこのステージにつけた副題は「フォークの音で届ける、セルフケアのメッセージ」です。タイトルのとおり、歌は外ではなく内側へ向かいます。自分を見失わないで、という言葉が、飾らないギターの上に一枚ずつ重なっていくんです。フォークって、もともとそうですよね。アレンジで押すのではなく、声といくつかのハーモニーだけを連れて、そっと近づいてくるジャンルです。だから、自分に向けて言う言葉を入れるのによく合います。画面越しに見ても、これがだれかに本当に語りかけているように聞こえます。

「Nareul Chajajwo (NONOL Live ver.)」は、EP「NONOL VOL. 89」にも収められています。ライブの温もりをそのまま移したバージョンなので、ステージを見たあとに音源で流し直しても、あの場所に座っていた気持ちが静かに続いていきます。ステージと音源を行き来しながら聴くのも、この曲の楽しみ方のひとつです。
大きく慰めるのではなく、隣に座っていてくれます
とりわけつらい一日には、このステージをまた流してしまいます。すると、肩の力が少しほどけるんです。NONOLのステージは、よくそんなふうです。「だいじょうぶになるよ」と大きな声で言うのではなく、となりで同じ歌を低く歌ってくれるほうに近いんです。むしろ、その距離のほうが長く残ります。急かさないから、気負わずに何度でも再生してしまって、そうしているうちに、いつのまにか自分が自分に言う言葉になっています。

鑑賞の予習チェックリスト
- 飾らないギターの伴奏が、声をどう包んでいくのか、耳を澄ませてみてください。
- 「自分を見失わないで」という言葉が、どの場面で心に届くのか、見てみてください。
- ステージを見たあとは、EP「NONOL VOL. 89」の音源でも続けて聴いてみてください。
3行まとめ
- HAINA MAIKA PUANAの「Nareul Chajajwo」は、フォークの音でセルフケアを歌うステージです。
- 飾らないギターと「自分を見失わないで」という言葉が、ステージの中心です。
- 「NONOL Live ver.」は、EP「NONOL VOL. 89」でもまた出会えます。
今日も、遊び場に歌が届きました。手にあまる一日の終わりに、この一曲が、しばらくあなたのそばに座っていてくれますように。
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NONOL 編集部
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