公園で始まりつぶやきで終わる — soopie フルバージョン
4曲です。最後の曲のタイトルが、声にしない言葉です。

3行まとめ
- NONOL LIVE に soopie のライブ・フルバージョンがあります。
- 「lost in the park」「pistachio」「mustang on the sofa」「murmur」の4曲です。
- 4曲とも小文字の英語タイトルです。

小文字で書かれた4つのタイトル
タイトルがすべて小文字です。大文字がひとつもありません。
| 順番 | 曲 |
|---|---|
| 1 | lost in the park |
| 2 | pistachio |
| 3 | mustang on the sofa |
| 4 | murmur |
小文字表記は、声の大きさをあらかじめ決めておく装置です。大文字で書かれたタイトルと小文字で書かれたタイトルでは、読むときの音量が違いますから。
内容もそれに合っています。公園で道に迷うこと、ピスタチオ、ソファの上のムスタング、つぶやき。どれも大きく叫ぶような素材ではありません。
特に3曲目はイメージが独特です。ムスタングは馬か車なのに、それがソファの上にあるというのですから。大きいものが小さい場所に置かれた状態を描いたことになります。
最後の曲が「murmur」だということ
つぶやきで終わるセッションです。
murmur は聞き取れない音です。言葉ではあるのに内容が伝わらない状態ですね。セッションの最後にこの単語を置くと、締めくくりがぼやけます。
はっきり終わらせない終わり方には利点があります。余韻が残るんです。きれいに落ちる最後の和音より、消えるように終わるほうが長く残る場合が多いですから。
1曲目が「公園で道に迷う」ことなので、始まりもはっきりしていません。迷ったまま始まり、つぶやきながら終わる構成です。
近い距離で聴く小さな音
NONOL LIVE はステージと客席の距離が近いです。小さな声で歌う音楽では、その距離が特に大きく効きます。
大きな会場では小さく歌っても後ろまで届きません。だからある程度以上に音を上げる必要があります。近い席ではその必要がありません。小さく歌ったものが小さく聞こえてもいいわけですから。
編集がほとんどないという点もここで効きます。息を吸う音、指が弦の上を移っていく音がそのまま残ります。小さな音の音楽では、そういうものは背景ではなく内容です。
今日はこんなふうに
このセッションは静かな時間に聴いてみてください。周りがうるさいと、この種の音楽は半分ほど消えてしまいます。
音量はいつもより低めに。小さく歌った曲を大きくかけると、もとの大きさがなくなります。小さな音は小さく聴くのが正しいです。
4曲が続くあいだ、特別な出来事は起こりません。それがこのセッションの性格です。何かが起きるのを待つより、何も起きない状態をそのまま置いて聴くことをおすすめします。
今日も、遊び場に歌が届きました。
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NONOL 編集部
NONOLマガジン編集部。いい曲を先に聴いて、手渡します。
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