C.NUの「I.B.L」、ひとマスずつ飛ばす最初の30秒
B1A4のC.NUがデビュー15年目に初のソロミニアルバム『REAL』を出しました。タイトル曲「I.B.L」の最初の30秒を、長いあいだ聴いていました。

エレベーターを待ちながら、階数の表示がひとつずつ下りてくるのを見ていると、数字が変わるその短いすきまごとに少しずつ息を整えてしまうものですが、C.NUの「I.B.L」は、そのすきまを音楽に移したように始まります。

15年目の、初めてのソロミニアルバム
2011年にB1A4としてデビューしたC.NUが、9月19日土曜日の午後6時、初のソロミニアルバム『REAL』を出しました。「CHOOM」「I.B.L」「NOTHING」「TELEPATHY」「HIT THE GROOVE」の5曲で、タイトル曲「I.B.L」はC.NUがRWAMと一緒に歌詞と曲を書き、編曲はRWAMが担当しました。これまでC.NU名義で出た音源はドラマのOSTとライブ音源、参加曲だけだったので、本人が映像の説明に書いたとおり「1st solo album」で間違いありません。B1A4は今もC.NU・Sandeul・Gongchanの3人で活動しています。
リリースまでは少しずつ扉を開けてきました。9月11日にミュージックビデオのトレーラー、14日0時にハイライトメドレー、17日0時に「TELEPATHY」のリリックビデオ、そして19日午後6時に「I.B.L」のミュージックビデオ。
ひとマスずつ飛ばす床
ミュージックビデオを基準にすると、音は1秒もしないうちに始まりますが、4.5秒から2秒間いったん止まり、11秒からの5.5秒間は、低い音、つまり150Hz以下のベースとキックドラムの場所がほとんど空いています。Hz(ヘルツ)は空気が1秒間に震える回数なので、数字が小さいほど低い音です。そして17秒で0.25秒間、音がほとんど消えてまたよみがえるのですが、その短い暗転の深さは56dBほどあります。dB(デシベル)は音の大きさを測る単位で、10dBの差ならおよそ2倍大きく聞こえると考えればいいので、部屋の音がまるごと消えて戻ってくるくらいです。
ここからがこの曲の面白いところです。18秒からベースが入ってはくるのですが、1秒単位で聴くと、あったりなかったり、ひとマスずつ飛ばしていきます。18秒で入って19秒で抜け、21秒で入って22秒で抜けるというふうに、床が敷かれては片づけられるのを繰り返し、32.75秒になってようやく低い音の割合が1%から55%へ一気に下りてきて、やっと落ち着きます。
明るい曲の、いちばん大きな場所
曲全体で見ると、シンバルの「シャー」や息づかいがある高い音がたっぷりあるので、明るく軽やかに聞こえ、いちばん大きな音は1分51秒に来ます。音源は3分16秒、ミュージックビデオは3分28秒で、2つの長さは違います。
エレベーターの扉が開くとき
だから明日の朝、エレベーターを待つあいだに、最初の33秒だけ聴いてみてください。ひとマスずつ飛ばしていた床が32.75秒で一気に下りてくる瞬間が、扉の開くタイミングと重なったら、一日の最初の一歩を少し軽く踏み出させてくれる「I.B.L」。
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参照した記事
- 1.[신우 (C.NU) 공식 유튜브] 신우 (C.NU) 'I.B.L' Official Music Video ↗
- 2.[벅스] 신우(C.NU) 아티스트 정보 ↗

NONOL 編集部
NONOLマガジン編集部。いい曲を先に聴いて、手渡します。
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