2度目の「目を閉じれば」で、本当に目を閉じる――HWANG MIN HYUN「OUR」ミュージックビデオを見返す
「잠시만 눈 감으면 넌(少しだけ目を閉じれば、君は)」のあと、伴奏が2度途切れます。1度目は目を開けたまま、2度目は本当に目を閉じます。影の間を歩いていたひとりは、1:28、人々の中のひとつの影に反転します。

HWANG MIN HYUNが10月7日に出したデジタルシングル『OUR』のタイトル曲「OUR」のミュージックビデオです。Bugsのアルバム紹介は、この曲をギターとプラック(弦をはじいたように短く切れる電子音)のサウンドを中心にしたミニマルなアレンジだとし、ミュージックビデオは、違う時間と経験をくぐってきた「わたし」の姿がともにあるとき、はじめて完全な「わたし」になるという物語だと紹介しています。作詞はLee Oneul(이오늘)、作曲はWWWAVEとRowan、編曲はWWWAVEです。音をボーカル・ドラム・ベース・その他の4つに分けて測り、映像を0.1秒単位で合わせてみると、伴奏が入ったり抜けたりする4か所で、画面も同じ瞬間に切り替わっていました。時刻は公式ミュージックビデオ(2分50秒)に従っています。
0:00 · 一本の光の棒と3つの音
映像は横に引かれた光の筋で始まります。0:02、短い光の棒が曲がって三日月形の弧になり、0:05には大きさの違う青い円盤が飛び石のように一列に並び、その上に足を乗せます。0:09までの音は、ほぼ「その他」のパート、つまりギターとプラックの側だけです。同じ3つの音を1.2秒間隔で4回はじいたあと、別の3つの音をまた4回はじきます。0:10、最初の一行「위태로운 거리라(危うい距離だと)」とともにボーカル・ドラム・ベースが一度に入り、画面もその瞬間、白くにじんで切り替わります。
0:37 · 「少しだけ目を閉じれば、君は」のあとの空白
最初のサビ直前の一行「잠시만 눈 감으면 넌(少しだけ目を閉じれば、君は)」の「넌(君は)」を歌った直後の0:37.7、ドラム・ベース・その他の伴奏が一度に抜けて、声だけが残ります。0:38.7には0.1秒間、音が完全に消え、0:38.8、サビとともに伴奏が戻ります。伴奏が空いた時間は1.1秒で、1分間に約99拍のこの曲では2拍近い長さです。画面はその0.1秒の無音に合わせて切り替わります。「넌」を歌う横顔のクローズアップで、HWANG MIN HYUNは目を開けています。
0:39 · 影の間を歩くひとり
サビが始まると、空から見下ろした横断歩道が映ります。光るパネルでできた横断歩道の上を、半透明の人の形をした影たちが歩き、その中で白いニット姿のひとりだけが本物の人です。1:28には、この絵が反転します。アスファルトの上の本物の白い横断歩道を、明るい色のスーツ姿の人たちが数十人歩き、その真ん中に半透明の白い影がひとつ混ざっています。2番の「매일 걷는 거리와 / 이 도시 위에서(毎日歩く通りと / この街の上で)」を歌う部分です。
0:58 · ドラムが抜けた9秒、一本の線になった横断歩道
最初のサビが終わる0:58.1からドラムが抜け、1:01.5からはベースも抜けます。その間、画面は白くにじんだあと、アスファルトの上の横断歩道に移り、カメラが回るにつれて縞がだんだん細くなり、1:03には細い一本の線になります。その横には、白い服の人が体を横にしたまま浮かんでいます。1:06.9、白い光でできた扉が現れて画面が白く満ち、1:07.5、ドラムとベースが戻るまさにその瞬間、ガラス板の場面に移ります。ドラムがなかった時間は9.4秒です。
1:08 · ガラス板ごとに違う姿勢の「わたし」
斜めに並んだ何枚ものガラス板の中に、白い服の人影がひとつずつ入っています。1:20、「우리라는 시간을(“わたしたち”という時間を)」が歌われるとき、ガラス板ごとに白いニットと黒いパンツ姿の人影がそれぞれ違う姿勢で立っていて、1:22、ガラスの前の本人が腕を横に伸ばすと、ガラスの中の人影2つも腕を伸ばします。アルバム紹介の言う「違う時間と経験をくぐってきたわたし」たちを、ひとつの画面に並べたようにも見えます。
1:35 · 今度は本当に目を閉じる
2番の終わりに、同じ一行「잠시만 눈 감으면 넌」がもう一度来ます。1:35.3に伴奏が抜け、1:36.3の0.1秒の無音のあと、1:36.4に2回目のサビが始まります。1度目と違い、今度は横顔のクローズアップの中で、HWANG MIN HYUNが1:35.9に目を閉じます。その間の0:55、「널 느낄 수 있어(君を感じられる)」では腕を上げて光を遮り、指の影が両目の上に黒い帯のように落ちていました。開いた目から、影に隠れた目を経て、閉じた目へ。伴奏が戻る瞬間、画面は光のしみが映る壁の前、黒い服のダンサーたちのステージに移ります。
1:55 · ベースが一歩引く「“わたしたち”という言葉」
ブリッジの最初の一行「우리란 단어(“わたしたち”という言葉)」が来る1:55から、ベースはサビのときより15デシベルほど小さくなり、ドラムはぽつりぽつりと鳴るだけになります。デシベルは音の大きさを測る目盛りで、10下がると耳にはおよそ半分の大きさに聞こえるので、ベースはかなり後ろに下がったことになります。画面は1:56にクローズアップに入り、一瞬顔が影に沈んだあと、1:58からはカメラをまっすぐ見て歌います。この記事のメイン写真がこの場面です。2:12の「I don't need the answer / I don't need the proof」も、このブリッジの中にあります。
2:43 · 最初の3つの音が戻ってくる終わり
2:24にドラムが戻ると、短い場面が次々と速く続きます。0:07では黒い背景に白い服の人が床に逆さに映っていましたが、2:30では白い背景に黒いシルエットが立ち、下に映っています。背景と人の色が、最初と反対です。2:43.5にドラムとベースが同時に途切れると、残った「その他」のパートが、映像の最初と同じ3つの音を、また1.2秒間隔で4回はじきます。画面では青い水の光の中でHWANG MIN HYUNが正面を見つめ、2:47.9、横向きの光の棒が一本短くなって、2:48の「OUR」のロゴで終わります。ロゴの縁は、大きさの違う小さな点でできています。Bugsのミュージックビデオ紹介には、「ひとつの瞬間は、ひとつの点として刻まれる」という一文があります。Apple Music
Bugsのアルバム紹介のクレジットには、ギターDENIM、エレクトリックピアノRozzy、シンセサイザーhaimと書かれています。ミュージックビデオの説明欄には、監督Joon Koo Choとともに、2Dモーショングラフィック(動く平面のグラフィック)とAI VFX(人工知能で作った視覚効果)、3DスキャンVFX(人や物を立体的にスキャンして作った視覚効果)を担当したスタッフが別に載っています。シングルに収められた3曲と発売のニュースは、10月7日のニュースブリーフィングにあります。
숨은 디테일황민현HWANG MIN HYUNOUR디지털 싱글뮤직비디오플레디스엔터테인먼트
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参照した記事
- 1.[HYBE LABELS] 황민현 (HWANG MIN HYUN) 'OUR' Official MV ↗
- 2.[벅스] 황민현 'OUR' 앨범 소개·크레디트 ↗
- 3.[벅스] 황민현 'OUR' 가사·곡 정보 ↗

NONOL 編集部
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