新年は、どんな一曲で始めますか?
一年を開く、あなただけのテーマソングを選んでみましょう。

元旦の朝、最初に流した曲を覚えていますか。わたしは、それが意外と大事だなと思うんです。目を開けてすぐ、なんとなく押した再生ボタン。その一曲が、今年一年の空気をそっと決めてしまう。たいしたことないでしょう、と思いますよね。でも、最初の一曲を選ぶそのほんの数秒、心が不思議とまじめになるんです。

一年を開く曲には、気持ちがこもります
一年を開く曲には、「今年はこう生きたい」がこもっています。元気よく出発したい日には、足がひとりでに踏みたくなる曲。自分を少し落ち着けたい日には、息を長く吐くような、静かな曲。手が向くまま選んだだけなのに、そこに今のわたしの状態が全部映っています。元気な曲を選んだ日のわたしと、静かな曲を選んだ日のわたしは、少しだけ違う人なんです。だから最初の一曲を選ぶことは、元旦の朝に自分へ手渡す、短い自己紹介のようなものです。
大げさな決意は、三日でぼやけてしまいます。でも、一曲の歌は、その気持ちを長く引き止めてくれます。決意は頭で覚えて、歌は体にしみ込むから。通勤の電車で、洗い物をしていて、その曲がふと流れ出すと、元旦の決心がするりとよみがえります。歌詞の一行、サビのメロディひとつが、その日の気持ちを巻き戻してくれるんです。年の初めに「新年プレイリスト」を作る人、とくに多いですよね。リストを組むその時間そのものが、今年をどう過ごしたいか、静かに思い描く作業なんです。曲名をひとつひとつ書き連ねているうちに、いつのまにか今年の自分を想像しているんですよね。
まだ決めていないなら、いま思い浮かんだその一曲
とにかく一度、聴いてみて。今年のテーマソングをまだ決めていないなら、いまこの瞬間に思い浮かぶ一曲を、新年の最初の曲にしてみてください。長く悩む必要はありません。たった今、頭をよぎったそのメロディが、今のあなたにいちばん正直な一曲です。

ジャンルも、出た年も関係ありません。何年か前の曲でも、歌詞を全部覚えていない曲でも大丈夫。まわりが良いという曲を、無理に連れてくる必要もありません。「今年はこの曲と行こう」と思える、その気持ちひとつで十分です。正解が決まっているのではなく、選んだ瞬間に、それが正解になります。だから、あまり測らずに、いま手が先に向かう曲を押してみてください。
一曲で終わるのが名残惜しければ、その曲を出発点に、雰囲気の近い歌をもう何曲か足してみてください。そうやって一、二曲ずつ集めていくうちに、いつのまにか、あなただけの新年プレイリストができあがります。最初に選んだその一曲が、今年一年の扉を開く鍵になるんです。
発見ノート
毎年「今年の一曲」をひとつ決めて書き留めておくと、あとでその曲を聴くだけで、その一年が丸ごとよみがえります。過ぎていった季節も、一緒に歩いた人も、あの頃の自分も、いっしょに。歌は、いちばん正確なタイムカプセルです。メモ帳でも、プレイリストのタイトルでも、どこかに今年の一曲をきちんと書き留めておくところまでが、今日の宿題です。何年か後にそのリストをずらりと眺める楽しみは、そのときのあなたが教えてくれます。
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- 1.[노놀 매거진] 편집부 계절 큐레이션 ↗

NONOL 編集部
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