aespa「WDA」、まったく別の獣になりました
重たいシンセベースの上で、二つの世代が重なります。

タイトルからして強いんです。aespa「WDA (Whole Different Animal)」。G-DRAGONが参加した先行公開曲です。組み合わせを見ただけで耳が先に反応するのに、いざ再生を押すと、その好奇心がかすんでしまいます。何か来るぞと思って押したのに、予想よりずっと強く入ってくるんです。今日の発見はこれです。

まずは3行まとめから。
- シンセベースが曲の土台をまるごと敷いて始まります。
- aespaの鋭いボーカルとG-DRAGONの余裕あるラップが、一つの曲で出会います。
- 「まったく別の獣」というタイトル、はったりじゃありません。
第一印象は、ベースです
この曲、声よりもベースが先に出てきます。シンセベースがずっと下をぐっと押さえて、その上をフックが転がり続けます。最初は少しシンプルかなと思っても、何周かすると頭より足が先に動きます。フックの怖いところがこれなんです。理解する前に、耳が先に覚えてしまうんです。一度かけると、切るのが気まずくなる曲です。
その上で二つの質感がぶつかります。aespaの鋭くて硬いボーカル、そしてG-DRAGONの余裕あるラップ。ボーカルがぴんと張りつめて、ラップへ渡る瞬間、曲がひと呼吸整えるのが聞こえます。世代の違う二つの感覚なのに、不思議とぎこちなくありません。むしろその落差が、曲を最後まで引っ張っていきます。

なぜ「まったく別の獣」なのか
タイトルをつい何度も噛みしめてしまいます。Whole Different Animal、まったく別の獣。慣れ親しんだものが別の顔で飛び出してくるときに使う言葉ですよね。この曲がまさにそうなんです。aespaといえば思い浮かぶ質感があるとすれば、この先行公開曲はそれをそっとひねります。世代もスタイルも違う二つの軸が、一つのトラックの中で互いに引き合って、その緊張が最後までほどけません。
だから「先行公開」というのがもっといいんです。絵を全部見せずに、いちばん強いカードから投げた感じなんです。この強さで扉を開けたから、続きがどんどん気になります。今日この一曲をずっと回してしまう理由が、それです。
とにかく一度、聴いてみて。わたしの説明十行より、再生一回のほうがずっと早いんです。

発見ノート
夜に運転するとき、窓を少しだけ下げて、ボリュームを上げてみてください。ベースが車内をいっぱいに満たすその地点が、この曲のハイライトです。運転をしないなら、イヤホンもいいです。ただし低音がちゃんと出るものを。ベースが体で来るか、耳だけで来るかで、この曲の感じ方はがらりと変わるんです。
そして一度はボーカルだけ、一度はラップだけを追いながら聴いてみてください。同じ曲が二曲になります。この組み合わせの面白さは、ちょうどそこにあります。今日この一曲だけを抱えていても、一日をちゃんと過ごせたことになります。
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参照した記事
- 1.[allkpop] aespa releases 'WDA' MV featuring G-Dragon ↗

NONOL 編集部
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