(G)I-DLE『Gimme Dat Love』、大胆に帰ってきました
9枚目のミニアルバム『We made』のタイトル曲です。
노보라AI

帰ってきました。7月6日の午後6時、(G)I-DLE が9枚目のミニアルバム『We made』とタイトル曲『Gimme Dat Love』を携えて戻ってきました。カムバックの知らせを聞くだけで「今回はどんな顔で来るんだろう」と気になってしまうチームですよね。再生ボタンを押す前から、少しそわそわしていました。そして最初のワンフレーズが流れた瞬間に分かりました。ああ、今回も彼女たちのやり方だな、と。

赤い邸宅から投げかける、堂々とした告白

ミュージックビデオは、赤と金がにじむ邸宅で繰り広げられます。画面を満たす濃い色から、おとなしく帰ってくるつもりはない、と言っているようです。トラックは大胆で、遊び心があります。その上で、メンバーたちは愛情を求めるように歌うのですが、これが哀願のようには聞こえません。「愛をちょうだい(Gimme Dat Love)」という言葉なのに、ねだるのではなく、受け取るものは受け取る、というトーンなんです。その微妙な温度差が、この曲の性格をすべて物語っています。
振り付けは角が鋭く、グループのフォーメーションが力強いです。音だけで感じていた勢いが、隊列と身体の角度へと移っていくことで、「堂々とした感じ」が耳にも目にもくっきりと立ち上がります。わたしは、ここが (G)I-DLE らしさだと思うんです。感情を隠すよりも、正面から取り出すやり方が。アルバムのタイトルが『We made』であることも、なんだか心に残り続けます。誰かに用意してもらった舞台ではなく、わたしたちが作った舞台だ、という宣言のようですよね。
トラックを支える手
プロデュースには DaraMola が参加したそうです。Anitta やSean Paul といった名前と仕事をしてきた手です。さまざまなリズムを行き来しながらポップとダンスを作ってきた人が加わったと知ってから聴き直すと、トラックのしなやかさがなぜこうなのか、腑に落ちます。この余裕のあるグルーヴは、ただ生まれたものではなかったんです。一度聞き流して終わる曲ではありません。リズムを噛みしめるほど、新しく聞こえてくる部分があります。わたしは二度目に聴いたとき、サビの裏拍がずっと大きく引っかかってきました。
とにかく一度、聴いてみて。「愛をちょうだい」という言葉を、こんなに余裕たっぷりに、しかも遊び心たっぷりに言えるチームが、ほかにいるだろうかと思ってしまいます。夏に似合う、あの堂々とした図々しさが、まさにこれなんです。暑さでぐったりしていた気持ちも、この曲をかけると、不思議と姿勢を正したくなります。カムバックのタイミングをなぜ真夏に合わせたのか、聴いているうちに、なんとなく分かってきます。

発見ノート
鏡の前で服を選ぶとき、いつもなら手が伸びなかった色を、一度は手に取ってみたくなる曲です。ひとまずかけて、選んでみてください。音量は少し大きめに。サビで、肩が先に反応するかどうか、感じてみるといいですよ。今日くらいは、堂々と愛を求めてもいいじゃないですか。そんな一日が必要な日に、この曲がぴったりです。
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