オリジナル・サマークイーンの帰還 — HYOLYN「ChecK」
ミニ4集「OriginaLyn」。名前に見合う夏のカムバックです。

3行まとめ
- HYOLYNが7月22日、ミニ4集「OriginaLyn」を出しました。タイトル曲は「ChecK」。
- 「Original」と、HYOLYNの名前の「Lyn」を合わせたアルバム名です。
- 涼しくて強い夏のムードで戻ってきました。

名前からして「オリジナル」
HYOLYNの新しいアルバム名は「OriginaLyn」です。「Original(オリジナル)」と、HYOLYNの名前の「Lyn」をつなげた言葉。誰にも代わってもらえない自分だけの色を込めた、という宣言のようなタイトルです。
タイトルで言葉遊びをするアルバムは多いけれど、それがアルバムの態度まで説明してくれることは、そう多くありません。今回は説明になっています。新しいものを見せますというより、もともと自分のものだったものをもう一度確かめさせます、という側だからです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| アルバム | ミニ4集「OriginaLyn」 |
| リリース | 7月22日 |
| タイトル曲 | 「ChecK」 |
タイトル曲としての「ChecK」
タイトル曲「ChecK」は、トレンディなビートの上に癖になるフックを乗せた曲です。HYOLYNらしいパワフルでありながら余裕のあるボーカルが加わって、自信がそのまま音になっています。
この曲で面白いのは、その余裕です。声量で押し切るのではなく、力をどこで使うかを選んでいる声に近い。全部を張り上げなくてもいい人だけが出せる音ですね。フックがくり返されるほど強くなるのではなく、むしろ楽になっていく。そこがかえって印象に残ります。
デビュー以来、HYOLYNはいつも声の強さから語られるボーカリストでした。ところがこの曲で目を引くのは、むしろ抑制のほうです。出せる声を全部は出さずに残しておく、という選択。それがアルバム名の言う「オリジナル」とつながります。自分のものをすでに持っている人だけができる選択ですから。
「サマークイーン」という場所
HYOLYNにはずいぶん前から、夏がよく似合うという評がついてまわってきました。涼しくて強いムード、そしてステージの上での存在感。今回のカムバックも、その場所をあらためて確かめる側にあります。
夏は韓国の音楽シーンでいちばん競争の激しい季節です。毎年この時期になると、似たムードの曲が一度にあふれます。そのまん中で、HYOLYNは新しいことを証明しようと力むより、もともと得意なことをより鮮明にやってのけます。「オリジナル」というタイトルは、伊達ではありません。
発見ノート
真夏の昼、日差しがいちばん強い時間にかけてみてください。涼しく冷ましてくれる曲というより、暑さの中でむしろテンションを上げるほうです。ランニングや運転のように、体が動いている瞬間に特によく合います。
ステージ映像も一緒に観ると、「サマークイーン」という言葉の理由がひと目で分かります。音源で聴いていた余裕が、ステージでどう姿勢に変わるのか。それがこのアーティストを説明する、いちばん早い方法です。
とにかく一度、聴いてみて。
シェア
参照した記事
- 1.[HYOLYN (YouTube)] HYOLYN (효린) 'ChecK' MV ↗
- 2.[헤럴드뮤즈] 효린, 7월 22일 미니 4집 'OriginaLyn' 발매 ↗

NONOL 編集部
NONOLマガジン編集部。いい曲を先に聴いて、手渡します。
続けて読む
30秒で一度沈み、50秒でバンドが入ってくる
LUCYがドラマ『A love other than yours』のOST「Stay」を歌いました。バイオリンとピアノで流れ、バンドが加わる曲です。
NONOL 編集部·
11.5秒で入ってきて、3分半のあいだ一歩も引かない
Brown Tigger Bandが1年ぶりに新しいシングル「Seize the Day」を出しました。タイトルどおり、休まない曲です。
NONOL 編集部·
40秒で弾ける前に、ベースが5回出入りする
ONEUSが昨夜、12th EP『FIRST LIGHT : 井』を出しました。5人全員がそろったアルバムです。
NONOL 編集部·
