ドアを閉めると出てくる顔 — KATSEYE「Animal」
3枚目のEP「WILD」の先行曲。Ed Sheeranが作曲に参加しました。

3行まとめ
- KATSEYEが7月24日に「Animal」を出しました。3枚目のEP「WILD」の先行曲です。
- Ed Sheeranが共同作曲として参加しました。
- ミュージックビデオに俳優のDemi Mooreがカメオ出演しています。

整えた顔と、そうでない顔
「Animal」はKATSEYEが3枚目のEP「WILD」から先に取り出した曲です。4月の「Pinky Up」に続く2曲目の先行曲で、EP自体は8月14日に5曲で出ます。
曲が扱っているのは、ふたつの顔のあいだの緊張です。世界に見せるために整えておいた姿と、ドアを閉めたあとにようやく出てくる、抑えられていないエネルギー。大胆で戯れるようなポップですが、その戯れの下にはかなりはっきりした問いが敷かれています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| リリース | 7月24日(先行) |
| 収録 | 3枚目のEP「WILD」(8月14日) |
| 共同作曲 | Ed Sheeran |
| プロデュース | Omer Fedi、Blake Slatkin |
Ed Sheeranが入った場所
共同作曲にEd Sheeranが名を連ね、プロデュースはOmer FediとBlake Slatkinが手がけました。
名前のせいではなく、曲を聴けばその組み合わせがなぜ成立したのかが聴こえてきます。フックが大きく爆発する代わりに、しつこく反復されながら身体に残るほうですから。ポップを長く書いてきた人たちの手癖は、そういうところに出ます。
KATSEYEはいくつもの国の出身メンバーで組まれたチームです。だからこうした国際的な制作陣と組んだときの違和感が少ない。英語で歌うことが翻訳のように聴こえないということ、それがこのチームの条件であり武器でもあります。
鏡と観察室
ミュージックビデオはCody Critcheloeが演出しました。画面は観察室と鏡でできた世界を行き来し、メンバーたちは女性的なものと男性的なものに分けられていた典型のあいだを移動します。誰が見ていて誰が見られているのかを、ずっと裏返し続ける構成です。
ここに俳優のDemi Mooreがカメオで登場します。長く観察されてきた顔がこの画面に入ってくることが、曲のテーマと重なってもう一枚の層を生みます。
見る人と見られる人の場所は決まっていると思いがちですが、このミュージックビデオはその場所を替え続けます。鏡が多く出てくるのも、そのためでしょう。鏡の前では誰もが、見る人であると同時に見られる人になりますから。
発見ノート
一度は画面なしで、音だけ聴いてみてください。そのあとミュージックビデオを見ると、同じフックが違って聴こえます。音だけならただ楽しいポップなのに、画面がつくと「いま自分はどちらの顔だろう」という問いがついてきますから。
夜にひとり、部屋のドアを閉めて聴くのをおすすめします。この曲はそういう状態を前提に作られていますから。
とにかく一度、聴いてみて。
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参照した記事
- 1.[HYBE LABELS (YouTube)] KATSEYE (캣츠아이) "Animal" Official MV ↗
- 2.[Soompi] KATSEYE Flaunts Their Wild Charms In "Animal" MV Featuring Demi Moore Cameo ↗

NONOL 編集部
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