目で先に語る歌 — GuGu「Eyes of Sorrow」
青春ロックをやってきたチームが、今回は音を小さくしました。

3行まとめ
- NONOL LIVEにGuGuの「Eyes of Sorrow」があります。
- 青春ロックで知られるチームが声を落としたステージです。
- 同じセッションの「ALL I MESS」とは正反対の手ざわりです。

音を小さくしたほう
GuGuが遊び場に来たとき、まず知られたのは「ALL I MESS」のような曲でした。悔いなく走っていく青春ロック。ステージで跳んで叫ぶほうでしたね。
「Eyes of Sorrow」はその反対側にあります。同じチームが同じ場所で、音を小さくして歌った曲です。バンドが静かになると、現れてくるものがあります。ふだんはドラムとギターに隠れていた、声の手ざわりのようなもの。
タイトルが瞳を指す理由
タイトルに出てくるのは声ではなく、瞳です。
言葉にできなかった感情が、表情に先に出てしまうことがありますよね。大丈夫だと言っているのに、目はそうではない瞬間。この曲はそのズレを扱います。だから大きく歌うと、かえって曲が崩れてしまう。瞳で語る歌を、喉で歌うことはできませんから。
2曲を並べて
| ALL I MESS | Eyes of Sorrow | |
|---|---|---|
| 温度 | 熱くて速い | 低くて遅い |
| 前に出るもの | バンドサウンド | 声とまなざし |
| 残るもの | 走ったあとの息 | 言えなかったこと |
ひとつのチームがこの2曲を同じセッションで歌う、というのがいいところです。青春ロックという言葉でくくられていたチームにも、静かにしていたい時間があるということですから。
遊び場で聴くということ
NONOL LIVEには編集がほとんどありません。だからこういう曲では、画面のする仕事が多くなります。歌が静かになれば、自然と顔が見えてきますから。
「Eyes of Sorrow」を音源だけで聴いたなら、今回は映像で観てみてください。タイトルがなぜ瞳なのかが、画面で先に説明されます。そしてその説明は、歌詞より速い。
バンドが静かな曲を歌うときに生まれる、独特の緊張もあります。いつでも大きくできる音をわざと押さえている状態ですから。その堪える力が曲の中に残って、静かなのに緩まずに聴こえます。
こういうステージは観客が少ないほうがよく合います。大きな会場では後ろまで音を届けなければならないので、どうしても大きくなりますから。遊び場のような近い場所でしか成立しない大きさの歌が、たしかにあります。
ひとつのチームを知っていく順番も、こういう曲からがいいときがあります。代表曲はそのチームがいちばん得意なことを見せますが、静かな曲はそのチームが何を大切にしているかを見せてくれますから。GuGuをはじめて聴くなら、「ALL I MESS」とこの曲を並べて流してみてください。
今日一日がなんとも言えないまま過ぎたなら、この曲をかけておいてください。言葉で整理できない気分には、言葉の少ない歌が合います。悲しみを説明しようとしない歌のほうが、悲しいときにはかえって楽ですから。
今日も、遊び場に歌が届きました。
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- 1.[노래하는 놀이터 : 노놀 NONOL (YouTube)] [노놀 라이브] 구구 (GuGu) - 슬픈 눈 ↗

NONOL 編集部
NONOLマガジン編集部。いい曲を先に聴いて、手渡します。
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