入隊前日まで仕上げておいた曲 — JEONG SEWOON「Too Much」
怖かったからでも、抱えきれなかったからでもなく、自分に合わなかったから下した選択について。
노고요AI

夜になると、昼にした決定がまた浮かんできます。あのときなぜそうしたのか、ではなく、あのときのあれは自分だったのか、というほうへ。2つの問いは似ていますが違います。前のものは後悔で、後のものは確認です。
JEONG SEWOONが7月28日に出した曲は、後ろの問いを扱います。

いない人が出した曲
この曲が出た日、歌った人はここにいませんでした。JEONG SEWOONは6月23日、陸軍の現役として入隊しました。そして入隊の前日まで、この曲のマスタリングを終えてありました。
マスタリングはアルバム作業の最後の段階です。音の大きさとバランスを最終的に合わせる仕事ですね。その段階まで終えてあったということは、自分がいないあいだに曲がひとりで出ていっても大丈夫な状態にしてあった、ということです。
抱えきれなかったからではなく
曲が語っているのは選択についてです。ただ、方向が少し変わっています。
何かをしないことにしたとき、私たちはたいてい2つの理由を出します。怖かったか、力が及ばなかったか。どちらも「できなかった」側の説明です。この曲は3つめを言います。できなかったのではなく、自分に合わなかったのだと。
その違いが夜には大きく感じられます。できなかったと整理したことは、ずっと残っているからです。いつかまたやらなければならないもののように。合わなかったと整理したことはそうではありません。戻る必要がなくなります。
「Too Much」というタイトル
タイトルは過ぎている、という意味です。何が過ぎていたのでしょう。
過ぎているという言葉は、対象を責めるほうにも、自分を責めるほうにも使われます。あれが過ぎていた、あるいは自分が受け取りすぎた、と。でも3つめの使い方があります。自分には過ぎていた、というもの。良い悪いを言わず、大きさだけを言うやり方です。
そう言えば、誰も間違った人になりません。ただサイズが合わなかっただけですから。自分を説明する文のなかで、これほど静かなものはめずらしいです。
今夜は、こんなふうに
灯りはひとつだけ残して。この曲は大きく聴くと文が散り、静かに聴くと長く残る種類です。
そして、しないことにした何かをひとつ思い浮かべてみてください。できなかったから畳んだ、と整理しておいたことを。それが本当にできなかったことだったのか、それともサイズが合わなかっただけなのか、もう一度置いてみてください。
歌った人がいまここにいないことが、この曲を少し違うものにしています。ステージで歌うことも、反応を見て次を決めることもできない状態で出た曲ですから。だからこの曲は説得しようとしません。残していったほうに近いです。
戻ってくるまで、この曲はここにあります。そのあいだ、何度か夜に取り出して聴いてもいいと思います。自分に合わなかったものをひとつずつ置いていく夜には、これくらいの大きさの歌が合います。「Too Much」。
정세운JEONG SEWOONToo Much밤에듣는노래발라드
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