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すでにあった曲が生まれ直す夜 — LE SSERAFIM「BOOMPALA」

5月に出た曲に、ナイジェリアの声が入ってきました。

노고요

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すでにあった曲が生まれ直す夜 — LE SSERAFIM「BOOMPALA」
画像:AI生成

夜には同じものが違って聴こえます。昼に何度も通り過ぎた曲が、灯りを消したあとに初めて聴くもののように近づいてくることがありますよね。

7月24日に届いたこの曲が、まさにそうです。新しく作った歌ではなく、すでにあった歌です。

写真:TV10 / CC BY 3.0 (ウィキメディア・コモンズ)
写真:TV10 / CC BY 3.0 (ウィキメディア・コモンズ)

5月の曲、7月の声

「BOOMPALA」は、LE SSERAFIMが5月22日に出した正規2集「PUREFLOW pt.1」にもともと入っていた曲です。今回新しく出たのは曲そのものではなく、ここにナイジェリアのアフロビーツ・アーティスト、Ayra Starrが入ってきたバージョンです。

リメイクでもなく、リミックスと呼ぶのも少し違う場所です。骨組みはそのままにして、別の言語を使う声をひとつ迎え入れたということ。それだけで曲の重心が移ります。

リズムにはもともと国境がありませんでした

アフロビーツは西アフリカから出て、いま世界中のポップの底を流れているリズムです。K-POPがそのリズムを借りたのは初めてではありません。ただ、リズムだけを借りることと、そのリズムを一生使ってきた人を曲の中へ迎え入れることは、別のことです。

前者は参照で、後者は対話です。このバージョンが面白いのは、その差が耳で聴き取れるところです。Ayra Starrの声が入ってくる場所で、曲がいちど息をととのえますから。場所を譲る音が聴こえます。

誰かを招くというのは、自分の場所を少し狭めるということです。曲でも同じです。もともとあったパートを削らなければ、新しい声が入る隙間はできませんから。その削り方が惜しくないということが、このバージョンでいちばん先に聴こえてくる態度です。

完成したものをもう一度開くこと

すでに発表した曲を開き直すのは、思っているより勇気の要ることです。完成させて差し出したものを、もう一度未完成に戻すわけですから。

けれど、ある曲はそうやってもう一度開かれたときに、ようやく自分の大きさを見つけます。作っているときには分からなかった方向が、あとから見えてくるのです。人もそうですよね。もう育ちきったと思ったあとに出会った人のせいで、もう一度変わってしまうこと。

完成という言葉は、実は暫定的な表現です。いま手を離すという意味であって、ここで終わりという意味ではありませんから。この曲はその暫定さを隠しません。2か月ぶりに、また扉を開いてみせたのですから。

夜がしていることも似ています。昼に整理しておいたものを、また散らかしますよね。もう終わったと思った一日が夜にもう一度開いて、そこで昼には見えなかったものが見えてくる。この曲が夜によく聴こえる理由も、そこにある気がします。

今夜は、こんなふうに

もとのバージョンを先に流して、そのあとにこのバージョンを続けて聴いてみてください。順番を入れ替えてはいけません。何が足されたかではなく、何が場所を移したかが聴こえてほしいので。

夏の夜に似合う曲です。窓を開けておくともっといい。今日という一日がもう終わったように思えても、まだもう一度開くことができます。歌も、一日も。「BOOMPALA」。

르세라핌LESSERAFIMBOOMPALAAyraStarr아프로비츠밤에세이

유튜브에서 듣기애플뮤직에서 듣기
  1. 1.[HYBE LABELS (YouTube)] LE SSERAFIM (르세라핌) 'BOOMPALA (feat. Ayra Starr)' Official Visualizer
  2. 2.[Martin Cid Magazine] LE SSERAFIM and Ayra Starr merge K-pop and Afrobeats on a new BOOMPALA version
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모두가 잠든 밤, 오늘 하루를 노래 한 곡으로 접어두는 사람

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